エクステリアリフォーム時に逃したくない “ついでに” 工事

エクステリア工事

エクステリアは、家の「外」の構造物・植物などのアイテムによって構成されています。
そのため、外気や風雨にさらされ続けることで家の中に比べて劣化や故障が多く、リフォームの機会が来るのが早いと言えます。

そんなエクステリアリフォームの際、“ついでに”チャンスを逃す手はないと言える工事をピックアップしてみました。

 


 ★CONTENTS★

 ◇水回り
 ◇庭の土づくり・排水
 ◇土間コンクリートやタイル施工
 ◇まとめ

 

 

水回り

立水栓 

エクステリアで水回りと言うと、立水栓や散水栓です。

車があれば基本的に、洗車のために立水栓は新築時に設けると思います。
その立水栓やパンを新品に付け替えるリフォームは多く、割と大がかりではない小規模工事としての認識があるでしょう。

それ自体はその通りなのですが、例えば
・ガーデニングを始めたが、散水栓が無く水やりがとても不便
・BBQのためにタイルデッキはあるが、洗い物などのためにガーデンシンクを設置したい

など、水に関するご希望が他にもある場合は一緒に行った方が良いと言えます。

散水栓

 

理由としてはまず、複数の製品を同時に購入することで、それぞれバラバラに工事するより費用を抑えられる点が挙げられます。
水栓が既に引いてあれば、製品を購入して設置するだけですので、設置工事費を何度も発生させることを防げるのです。
業者によっては複数製品購入でディスカウントも期待できるかもしれません。

また、付け替えついでに位置を変更したい場合もあるため、そうなると給排水管の移設や増設工事が必要になります。水栓を増設するのであれば、一回でまとめて行うことで工事費だけでなく工事期間も凝縮することができるのです。

土中の複雑な配管
土中の複雑な配管

 

後述の「土間コンクリート絡み」とも繋がるのですが、配管を触るとはつまり地面を掘り起こす工事になりますので、それだけ大がかりであり工期も長くなります。
エクステリアリフォームの場合、普段通りそこで暮らしながら工事を進めるのが前提となりますので、“ついでに”チャンスを逃すと、後々の暮らしのストレスにもなりかねません。

水回りのリフォームを検討されている方は、その時だけの事ではなく「長い目・複数個所」と、総合的に思案してみてください

 

庭の土づくり・排水

近年では、庭木の手入れの大変さや費用面から、近隣への配慮もあり高木を伐採するケースが増えています。
反面、ガーデニングブームの起こりもあり、植栽だけでなく「第2のリビング」としてお庭改造をするリフォームも増えています。

第2のリビング空間には、新たに植栽を施す場合も多く、植栽が充実するとライティングにも目が向きます。
美しくライトアップするだけではなく防犯の効果も高いため、近年では電気工事の資格が不要な照明品が続々と発売されています。

 ライティング例
明るいエクステリアは泥棒が敬遠するもののひとつ

 

そこで重要になって来るのが庭の「土」です。
植物の生育には、基本的に水はけのよい土壌が必要になります。湿地帯で生育する植物ももちろんありますが、お庭で湿地帯の植物は植えませんよね。

水はけが悪い土壌では植物の根腐れリスクが高く、コケやカビ・害虫発生のリスクも高まります。じめっとした土の臭いがするのも、居心地が良い庭とは言えません。

また照明も、水はけが悪いと機器の結露や水没のリスクが発生します。

水はけの悪い庭
土壌や地盤・水はけを改良・改善しないままに施工した結果、
雨水が抜けない庭に

 

今ある植栽を一新するなど、お庭を大きくリフォームする機会には、土壌に問題を感じている場合はぜひ一緒に相談してください。
植える植物に向いた土に改良したり、水はけが悪いのであれば排水工事を併せて行うことで、様々な問題を解決することができるでしょう。

グリーンが快適なお庭空間づくりには、良い地盤・土壌が必要不可欠なのです。

 

土間コンクリートやタイル施工

土間コン

新築時にコンクリートを打たず、土のままや砂利敷きで仕上げる方は割とおられますが、多くの場合、雑草など手入れの大変さや天候や経年での劣化・汚れのメンテナンスが負担になり、数年後にリフォームすることになります。
ガーデニングをするにしても、敷地の広範囲を全て土のままにしておく必要もないでしょう。

こういった場合は、土間コンクリートを打ったりタイル敷に仕上げたりして、土の上に構造物を施工することになります。完工してしまうと、その後地中に埋め込みが必要な工事が発生した際、コンクリートやタイルをめくらなければならず大工事になってしまいますので、電気工事や配管が関係する工事は一緒に依頼しましょう。

具体的には、水道・ガス関係、電気配線、排水設備などが主なもので、カーポートや門柱・埋め込み型宅配ボックスなども、支柱の埋め込み跡が美しく収まる為同時施工がお勧めです。

新築時の配管工事

 

まとめ

家庭菜園の土壌つくり

リフォームと言えばちょっとした修理程度に感じる方もおられるかと思いますが、現代の家は複雑に法律や規則が絡み合い、様々な製品が日々生まれる中でつくられているため、ちょっと1か所だけ好きに変えたい、とは行かない場合も多いです。

ですので、リフォームを計画する際(特に築年数が古い場合)には必ず、プロの業者にしっかりと現場を見た上での提案を受けるようにしてください。
始め意図的に安く提案をし、後から後から追加で上乗せしていく悪徳業者も事実存在しているようです。

詐欺師
「安い」かではなく「適正」かを見極めるのが重要

 

もちろん、開けてみたら思わぬ状態で是正費用がかかり、請求額が当初より上がってしまうと言う事もあるのですが、初めにしっかり計画をしたリフォームならば、本来は懸念点として業者から説明があるはずです。
そして「この工事をするのであれば、こちらは一緒にしなくて良いですか?」と、お客様からご希望がなくても先々を考えた提案(押しつけではなく)ができるかどうかも、業者の力量を図るポイントにもなり得ると思います。

リフォームの際はぜひ、その一部分だけではなく先の暮らしを予測しながら俯瞰で考えてみてくださいね。

快適な犬

 

 

ひらめき

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