お庭のある京都の暮らしに。今からできる梅雨~夏対策
京都の梅雨は湿度が高く、しとしとと雨が続き、かと思えば急な土砂降り。。。とにかく困る事の多い時期ですね。
とくに盆地特有の蒸し暑さも加わり、お庭や外構(エクステリア)の管理に苦労される方も多くおられるのではないでしょうか。
「せっかく整えた庭が、雨でぬかるんでしまう…」
「和風の庭に合う雨対策ってあるの?」
「町家の景観を壊さずにガーデンを守りたい」
そんなお悩みを持つ京都の皆さまに向けて、今回は「プロの外構業者目線でおすすめしたい“今からできる梅雨対策”」を、実例を交えてご紹介いたします。そのまま夏の対策にもなるので、ぜひ参考にしてみてください。
★CONTENTS★ |
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「雨から守る」ための外構アイテム3選
テラス屋根・オーニングで洗濯や動線を快適に
勝手口やウッドデッキ、洗濯スペースに設置される方が増えているテラス屋根。
京都の町家風外観にも調和しやすい木調やスモークパネルタイプが人気です。
オーニング(日よけ)は日差しと雨の両方を防げる省スペース型で、現代的な住宅にもマッチします。
さらに、テラス屋根やオーニングは梅雨が明けてから到来する本格的な日差しも和らげてくれるため、そのまま夏の対策ともなるのです。
サイクルポートと収納物置で大切な道具を守る
雨ざらしになりやすい自転車やガーデン用品には、省スペースで設置できる屋根付きサイクルポートや収納庫がおすすめ。
外構に溶け込むナチュラルデザインの製品を選べば、景観も美しく保てます。
京都でのサイクルポートの選び方ポイントは、
- 景観条例に配慮したカラー選び(木調・ステンカラーなど)
- 雨よけ・風よけが必要ならサイドパネル付きモデルを選択
- 設置スペースや自転車の台数に合わせてサイズ調整を
上記3点を抑えると良いでしょう。
防水ストッカー・収納ベンチの活用
ニッコーエクステリア/収納付ステップ&ベンチ
小さなお庭でも取り入れやすいのが、収納機能付きのベンチや防水ストッカー。
「急な雨でクッションや園芸道具が濡れてしまった…」という場面でも、素早く片付けられます。
デッキなどが無く、リビング掃き出し窓からお庭に直接出るには高低差がある場合などに、ステップとして使える強度のものもありますので便利ですね。
「雨を活かす」京都らしいお庭術
雨水タンク(レインタンク)
京都府では雨水利用に関する助成制度が用意されていることもあり、年々導入が進んでいます。
庭木の水やりや打ち水、災害時の備えにもなる優れものです。
雨水タンク(マイクロ呑龍)設置補助について ※京都府のWEBサイトへ遷移します
広義の意味で「エクステリア」を考えた時、環境的街づくりの一助になる意義のある取り組みですね。
透水性舗装と砂利敷きでぬかるみ対策
京都の和風庭園には「苔」が多用されますが、過剰な湿気による傷みや腐食には注意が必要です。
透水性コンクリートや洗い出し風の自然石調ブロックを活用することで、見た目を保ちながら排水性も高められます。
特に透水性コンクリートはランドスケープでも活用されており、例えば御池通の歩道は雨でも大変快適に歩けるだけでなく、ヒートアイランドを抑制するとともに水の循環に配慮した「ユニバーサルデザイン」として環境にもやさしい道路となっています。
京都市役所前(御池通)の透水性コンクリート舗装
夏のゲリラ豪雨でも通常のコンクリートブロック舗装より水たまりができにくく、玄関アプローチを安全・快適に仕上げるのにお勧めです。
またお庭に鉢植えや植栽が多くある場合、ゲリラ豪雨時の雨水や土の跳ね返りが植物を傷める原因になることもあるため、お庭の舗装でも機能性を発揮してくれます。
グリーンカーテンで夏の備えを今から
ゴーヤやアサガオなどを使ったグリーンカーテンは、梅雨の雨を利用して育ちやすく、京都の蒸し暑い夏を涼しく過ごす準備にも最適。
設置場所の提案・ネットの施工も、外構業者としてご相談いただけます。
またグリーンカーテンがあれば、屋内育成用の観葉植物でも、グリーンカーテン内の木漏れ日でより良い環境になる場合があります。
まさに「リビングと繋がるお庭」が実現できますよ。
「雨の日を楽しむ」ガーデンルームのススメ
ガーデンルームとは?
屋根・壁で囲まれた半屋外空間で、庭と室内をつなぐ第2のリビングのような存在。
「雨に濡れずに庭の景色を楽しみたい」「洗濯物を室内に干したくない」方に特に支持されています。
既存の外壁を壊さずに設置が可能なので、お庭に出るように屋内空間を広げることができます。
ただしガーデンルームは“建蔽率に含まれる”点に注意が必要です。
京都の梅雨にこそ活きる!ガーデンルームの3大メリット
- 和モダン住宅に合う木目フレーム・すりガラス仕様が選べる
- 雨の音や景色を楽しめる、“梅雨を味わう”癒し空間に
- 突然の雨にも動じない、庭との中間スペースとして活躍
京都は景観条例などで色味やデザインに制限がある地域も多く、ガーデンルームはそういった地域でも自然に馴染むデザイン仕様の設置が可能です。そして京都らしい情緒ある庭の景色と相性抜群。雨の日の情緒をガーデンルームから屋外気分で楽しむことができます。
さらに京都の梅雨は「晴れていたのに急に土砂降り」という不安定な天気が多いのが特徴と言えます。
そんなときでもガーデンルームがあれば、
・ガーデンファニチャーやクッションの避難場所
・洗濯物の一時取り込みスペース
・お子様の遊び場やペットの休憩場所
など、屋外と室内の“間”として、柔軟に使える安心の空間になります。
まとめ:あなたのお庭、雨の日も好きでいられますか?
京都の梅雨は避けられないもの。
けれどその雨を、「わずらわしさ」から「楽しさ」へ変える工夫が、今ならまだ間に合います。
「うちの庭にもテラス屋根って付けられる?」
「京都の景観に合う外構って、どう選べばいいの?」
「梅雨でも洗濯やガーデニングができる空間がほしい…」
そんなお悩みやご希望があれば、ぜひご相談ください。
雨の日も、あなたの「お庭時間」がもっと素敵になりますように。
★この記事を読んで
「これ悩んでた!」「ずっとどうにかしたかった」とピン!と来た方★
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