ヤマモミジ
ヤマモミジ
学名:Acer palmatum var.matsumurae
英名:Japanese Maple
和名:ヤマモミジ
科名 / 属名:ムクロジ科/カエデ属
ヤマモミジはイロハモミジ、オオモミジと共に日本のカエデを代表する樹種で、北海道と本州の北中部(青森県から島根県)に分布し日本海側の山地に多く自生しています。
秋の紅葉は、同一の木でも日の当たり具合によって紅、オレンジ、黄色に染まり、紅葉の初期には透き通るような美しさとグラデーションを楽しむことができます。
樹高は最大で10mほどですが、山間に自生するのは5m程度のものが多く、樹皮は緑がかった褐色でツルツルしており樹齢を重ねると浅く縦に裂けます。
日本固有種で、葉っぱは切れ込みが浅いこともあって全体の印象がやわらかいのが特徴です。
強い直射日光が苦手で、あまり日当たりがいいと乾燥で葉っぱがちりちりになってしまいます。庭に植える際は日の当たり方を考慮して場所を決めましょう。
ヤマモミジは水を好むため、鉢植えや盆栽を管理する場合は水切れに注意しましょう。
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雌雄同株で、葉が展開する直前の5月頃に雄花と両性花を咲かせます。花は淡い紅色~淡い黄緑色で、7ー9月に果実長2cm程のブーメラン状の翼果が成り褐色に熟します。
万葉集では紅葉に関する歌が百十八首も収録されており、その中でヤマモミジが直接的に詠まれている歌も存在します。ヤマモミジのような紅葉が美しい象徴として使われており、日本人の中で古来より愛でてきた樹種であることがわかります。
因みに秋に落葉樹の葉の色が変わることを現代では「紅葉」と言いますが、万葉集によると草木の葉が黄色や赤色に変化することを黄葉(もみち)といったそうです。当時は黄色に変わる様が注目されたからだと言う説やそれに否定的な説があり、実際のところは不明です。
そして、現代で「もみじ」と呼ばれるようになったのは「黄葉(もみち)」から来たと言われています。
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