コルジリネ

学名：Cordyline fruticosa
和名：センネンボク（千年木）
その他の名前：コルディリネ、ドラセナ（誤用）
科名 / 属名：キジカクシ科（クサスギカズラ科） / センネンボク属（コルジリネ属）

※科名：リュウケツジュ科、リュウゼツラン科で分類される場合もあります。

コルジリネは、カラフルな葉色やその株立ち姿が美しい、オーストラリアやニュージーランド、東南アジアなどの熱帯～温帯地域原産の植物です。
ドラセナと間違えて販売されていることも多く、ドラセナとの明確な違いとして、コルジリネには多肉茎があることが挙げられます。

放射状に広がる長細い葉系と、鮮やかな赤色やピンクなどに色づく葉色が特徴的で、生長するにつれて樹木のような雰囲気に変わっていくのも魅力のひとつです。

コルジリネは品種によって耐暑性・耐寒性や葉色、大きさなど様々なため、育てる際にはその品種の特徴を調べることをお勧めします。
管理する中で生育の仕方の特徴をつかんでいくのも大切です。(結構な頻度で野良株(品種不明)を見かけるので、調べられないことも多い)

季節や株の成熟で葉色が変化する品種もあるので、複数品種を育てるのも楽しいでしょう。

コルジリネは品種によって、室内観葉としても地植えの植栽としても育てられます。
地植えの場合は耐寒性が重要になりますが、熱帯～温帯の植物ですので基本的に暑さに弱くはなく日光好きと言えます。

そのため、人気のドライガーデンやロックガーデンで重宝されます。
しかし、近年の真夏の強烈な直射日光は葉焼けしてしまう可能性があるため、地植えする場合はもっと大きな庭木の隣に植えるなど、木陰ができ半日陰になる環境が良いでしょう。

コルジリネより大きい植物が無いと言う場合は、支柱と不織布を使った簡易なシェードなどでも良いですので、遮光対応をおすすめします。

コルジリネは、室内の観葉向き品種と屋外の地植え向き品種がわかりやすい植物です。
そして観葉でも地植えでも、株が大きくなり成熟するほど乾燥に強くなります。地植えでしっかり根が張ってからはほぼ水やりは不要です。

鉢管理の場合は、しっかりと土が乾いてからたっぷりの水やりをしてください。
土が常に湿っている状態だと根腐れするリスクがあります。

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