サツキ(サツキツツジ)
サツキ(サツキツツジ)
学名:Rhododendron indicum
和名:サツキ
その他の名前:サツキツツジ
科名 / 属名:ツツジ科 / ツツジ属
サツキは、関東地方以西の本州のほか屋久島に隔離分布(ある種が離れた場所に不連続に分布していること)している、日本原産の常緑花木です。
日当たりがよく、増水すると水没してしまうような川沿いなどに自生し、園芸用に乱獲されたほか河川の護岸工事・ダムの建設によって生育地が少なくなり、絶滅が懸念される植物の一つです。
ツツジについてですが、枝が細い落葉または常緑のツツジ属の総称として用いられます。つまりサツキはツツジの仲間で、江戸中期にツツジのブームがあり園芸品種が数多く作出された頃から、4月から5月中旬に開花するものを「つつじ」、5月下旬から6月上旬に開花するものを「さつき」と呼び始めたことが今に至ります。
根が細く張りが浅いため乾燥に弱く、夏の暑さによる乾燥・冬の寒風には注意が必要です。耐暑性・耐寒性自体は高く、育てやすいです。
春は新梢が出て旺盛に育つ季節ですので、用土が極端に乾燥しないようにマメに水やりをしましょう。花や新梢がだらんとして元気がない姿が水切れの合図です。
夏の高温期も、鉢植えは特に渇くため朝夕の2回たっぷりと水やりをしましょう。庭植えの場合は用土の乾きを見て極端に渇く場合は、日中を避けて土にしっかり水がしみこむように水やりをしてください。
肥料は、花後から7月くらいまで緩効性の化成肥料や油かすを、9月下旬から10月には寒肥を施しましょう。
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カラフルな園芸種たち。2,000種類以上あると言われる。
サツキは開花前後に新梢を伸ばし始め、夏の間に来春咲かせる花芽を枝先につくります。そのため剪定はその前に行わなければなりません。
余り深く刈り込むと花芽が出ない原因となりますので、3cm程度までに留めましょう。
剪定の際には、一緒に枯れた枝や重なっている枝、株の内向きに伸びている枝などを一緒に切り、風通しを確保します。
原生のサツキ。河岸の岩場などで生育するが、園芸用の乱獲や護岸工事・ダム開発などで生息場所が減り、国の絶滅危惧種に認定はされていないが危惧されている(京都府レッドデータブックでは絶滅危惧種とされている)。 |
野生のサツキに出会えるのは稀。花は朱色で葉には毛が多い。 画像出典:野山の花たち |
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