【リフォーム】京都府宇治市 アプローチを玄関に至るまで「おもてなし路地」に

既存の洗い出しアプローチにマッチする植栽を

お悩みで選ぶ|すべて

After1

既存の石灯籠などの残したい物と新しいやり変えの融合です。

訪問者を迎えるのにふさわしい、縁起物の南天や笹を植えました。
苔が落ち着いた空間を演出してくれます。

南天&笹

画像のみを表示全 3 枚中 1 枚目を表示Next ≫
After2

洗い出しアプローチを挟んで反対側は石を使った空間。

既存の石桶にシンボルツリーと少しの下草で、対面の南天&笹と違う雰囲気に。
両側で2度楽しめるアプローチ空間です。

石使い

石使い

画像のみを表示全 3 枚中 2 枚目を表示≪ PrevNext ≫
【リフォーム】京都府宇治市
アプローチを玄関に至るまで「おもてなし路地」に

玄関に着いてもぬかりはありません。

あまり足を踏み入れる機会なくじめっとして諦めがちなコーナー部分。ちょっとした坪庭風にまとめました。
ポーチから降りて鑑賞できるように飛石(踏み石)付きです。

坪庭風

画像のみを表示全 3 枚中 3 枚目を表示≪ Prev     

長く大切に住まわれてきたお住まいの、入口でもありお迎えの道でもあるアプローチ。今回はアプローチから玄関にかけての植栽を中心としたリフォームを実施しました。
既存の洗い出し仕上げのアプローチはそのまま活かし、周囲に和の趣を添えることで、上質で落ち着きのある空間に生まれ変わりました。

庭リフォームにおいて大切なのは、既存の素材や構造との調和です。今回も、もともとしっかりと施工されていたアプローチを残すことで、コストを抑えつつ、その魅力を引き立てる植栽デザインを計画しました。限られたスペースでありながら、自然石や玉砂利、苔を巧みに組み合わせ、京都らしい落ち着きと奥行きを演出。
直線ではなく柔らかな曲線を取り入れた石の配置や、樹木の高低差を出したレイアウトによって、シンプルながらも奥深い和の風情を感じられる仕上がりになっています。

植栽は四季折々の表情を見せる樹木と、足元を彩る苔やタマリュウが、季節の移ろいをさりげなく伝えてくれます。
また手入れのしやすさにも配慮し、雑草対策として土の面を最小限に抑え、化粧砂利でカバーしました。これにより、美しさを長く維持できるだけでなく、日常のメンテナンス負担も軽減できます。
京都らしい落ち着きの空間でお出迎えができるアプローチとなりました。

さらに、水鉢や石灯籠など、日本庭園の要素をアクセントとして配置しました。これらは視覚的なポイントになると同時に、訪れる人をもてなす象徴でもあります。こうした伝統的な要素を残しながらも、現代の暮らしに合った動線と機能性を備えたデザインも工夫を凝らした部分です。

庭は、家の外観を美しく整えるだけでなく、日々の暮らしに癒しを与える大切な空間です。京都で庭リフォームをご検討の方は、ぜひお気軽にご用命ください。

 

Hisanori Hyashi

プランナー/Hisanori Hayashi