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【庭リフォーム】京都府宇治市 蔦が伸び下草がコンクリート地面を這うお庭のリフォーム
すっきりと使いやすいロックガーデンを取り入れたお庭に
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コンクリートを基調としたお庭は、一見すると手入れが楽で扱いやすい印象を与えます。草が生える余地も少なく、管理の負担が少ないように思われがちです。しかし実際には、植物の生命力は人の予想を超えて広がり、わずかな隙間に根を下ろし、いつしか空間の印象を大きく変えていく力を持っています。
今回の庭リフォームでは、コンクリート部の経年による風合いの劣化を整え植栽の構成を一新することで、お庭全体の印象を刷新しました。単なるメンテナンスではなく、時間の流れとともに美しく変化し続ける庭を目指しました。
とくに京都のように四季の移ろいがはっきりと感じられる地域では、植物の姿も季節によって豊かに変化します。お庭に少し手を加えるだけで、春の芽吹き、夏の緑陰、秋の色づき、冬の静けさといった自然の表情が暮らしの中に入り込んできます。
だからこそ、庭リフォームにおいては単に管理のしやすさだけでなく、植物が生きるリズムをどう取り込むかという視点も欠かせません。
今回はコンクリートの硬質な印象をやわらげつつ、植栽によって空間に動きと潤いを与えることを重視しました。選定した植物は、手入れのしやすさと年間を通しての景観維持の両立を意識し、剪定や手のかかる手入れが過度な負担にならないよう工夫しています。京都の気候に適応できる中低木や多年草をバランスよく組み合わせることで、真夏の高温や冬の冷気にも耐えうる安定感のある庭を形にしました。
コンクリートと植物の対比は、単調になりがちな人工的な空間に自然のリズムを取り入れる方法としてとても有効です。特に庭リフォームでは、すでにある構造や素材を活かしながら、新たな要素をどう調和させるかが鍵となります。
そのなかで植物は、時間とともに育ち空間に奥行きを加え、暮らしに寄り添う存在となります。
植物のあるお庭は、完成したときが終わりではなく、そこからが始まりです。日々少しずつ手を加えながら育てていくことで、庭はその家の“時間”を語る場所になっていきます。京都という自然と文化が密接に重なり合う環境の中で、住まいにふさわしい庭を丁寧に形づくっていく。
それが、私たちの庭リフォームにおける根底の想いです。
プランナー/DAI TAZAKI
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