ローズマリー

ローズマリー

ローズマリー

学名:Rosmarinus officinalis
和名:マンネンロウ(迷迭香) 英名:rosemary
科名 / 属名:シソ科 / マンネンロウ属(ロスマリヌス属)

ローズマリーの花

ローズマリーは古くから人々の暮らしに利用されてきました。
葉に爽快で力強い香りのある常緑低木で、料理や香料だけでなく薬用にも使われてきました。

古代ギリシャ時代から記憶や思い出の象徴とされ、学生がこの枝葉でつくった花冠をかぶって学んだと伝えられます。
また悪魔から守る神秘的な力を持つとされ、葬儀の棺の上に小枝をのせたり、花嫁の冠に編み込んだりしました。

科学が発達した現在では強力な抗酸化成分である「ロスマリン酸」を含有することが発見され、若返りのハーブとして再認識されつつあります。
とても種類が多いローズマリーですが、どの種類も薬効はほぼ同様であると考えられます。

ローズマリーの葉

日当たりと水はけのよい土壌を好みます。
真夏の日ざしや乾燥には強く、低温期に水はけの悪い土壌では根腐れを起こしやすくなります。

庭植えでは、根を深く張っていれば水やりはほとんど必要ありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてから2~3日後にたっぷり与えてください。葉が堅くてしおれにくく水切れに気づきにくいので、水切れに注意しましょう。

枝が伸びると枝が垂れて樹形が乱れがちになるため、剪定が必要です。
大きくしたくない場合も、春から秋の生育期間中に収穫を兼ねてこまめに剪定します。伸びすぎた枝や混み合う枝、枯れ枝や下向きの枝、細く弱々しい枝などを切ります。

強剪定する場合は梅雨前に刈り込むことができますが、必ず葉がついた部分が残るように剪定します。
木質化した枝だけになるとそのまま枯れる恐れがあるので注意してください。

ローズマリーの乾燥葉

ローズマリーの葉は乾燥してハーブとして利用できます。

肉・魚料理に使うと臭みを取り食材を引き立て、ハーブティーにすればリラックス効果を得られます。
洋風だしとしてスープや煮込み料理に使うのも良いですよ。消臭剤としても使えます。

 

 

 

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